もはや風力被害は言えないか。

S57年、水俣病がテレビや新聞でにぎわっていた。西名阪自動車道の香芝高架橋の低周波訴訟も関係者の間で有名になった。私は土木科の学生だったからね、当時はやりの合成桁橋の講義を聞いていた。横河橋梁の先生がいて、橋からは低周波は出ない、とやっていた。私は出来の悪い生徒だったけど、技術者倫理を言う時代に、なんだろう? と心に秘めていた。

実際に阪和高速を走ると、高架橋の大改修が延々とやっているのが見えた。宅地の買収とか、大変な事件だった。その時のリーダーが汐見文隆、小林芳正であった。ペテンに利用する奴がいるから、直接その本を読んで、何が悪いのか勉強するがよい。水俣病でウィルス説とか、アミン被害とか、今から思うと笑い話のような攪乱があった。

厚生省とか環境省が悪かった。今も水銀被害を認めない。異常だと世界中が注目する。だからMINAMATAなんだ。福島原発の事故の時でも、海外からの危機情報が日本中に伝えられた。外人さんはみな逃げ出したでしょ。「日本政府は信用できない。もう日本には来ない。」といった若者がいた。本当に怒っていたよ。私たち日本人は、何かが欠落している。

水俣にしろ、福島の被害でも、被害者の弾圧がすごい。まるで生贄の儀式だ。差別する。笑いものにして喜んでいるからね、これが空気、日本病なのかと煽りを見るのだ。「言うたらアカンのや。言えないんだ」水俣病はそう言っていた。風車病でも同じセリフになっていた。それを家畜化、と笑えるか。

すでに海外では激しい風力反対が知られている。それでも環境省の報告書には被害の否定と、「海外に風力被害の知見はない」と書き続ける。水俣病とそっくりだ。議員とか、役人とか、誰も真実が分からないのか。いやいや、そうじゃない。すべて知っていて被害をおちょくっている。仕事になるんだろうね。はやり言葉でいうとリスペクトするんだろ。これでどうだ! と権威を見せる。

由良町は人口4,000人の小さな町だから、それをやるとカラクリがよく見えた。なんと私一人だったよ。大変な弾圧だったけど、よくやったと自慢に思っている。今も日本では私一人が低周波被害を訴えている。考える会は「尾根筋に~」と歌っている。笑えるじゃないか。日本人はみんなそっちの方についている。私に向かって「お前は間違っている」とせせら笑うのだ。彼らは勝ち誇っているから手に負えるはずもない。すっかり転落した社会を見渡すのだ。