由良町では誰に聞いても「アホよら」と笑われる。それほど一般化された風力被害なのだ。もともと差別の厳しいところだったから余計に汚い言葉が溢れ出る。由良港は南海道の東端で、九州や四国の人が多い。目の前に、手の届くような距離感で徳島が見える。私は目がよいのか、徳島港のハトで歩いている人まで見えた。漁師の人はみんな見えているそうだけど。淡路島にも風車被害はあって、漁師仲間では有名だ。
それなのに由良町の漁師たちは風車を誘致した。谷口愛子さんの実家は漁師だからね、そのバカさ加減の不思議な心理を聞かされた。実際に私はその漁師に聞いてみた。話にならない。何を怒っているのか、私に対する敵意がな、狂気でしかないことを見てとった。こんな奴らが風車を建てたんや。h23年の事で、隣町の広川風力でも、下津町の大窪地区でも風車被害は知れ渡っていた。もちろんその三尾川地区にも被害者がいて苦しんでいる。
被害者の、私に対する敵意よ。なんと表現したらよいのか、旧家のボンの私には思いもよらないのだ。人間の下劣さ、醜さかな。由良町の風力被害にはそんな地域独特な不満の恨みが染み付いている。カネが欲しけりゃ、都会へ行って働いて稼げばよいのだ。それをイカサマに、悪いと分かっている風車を誘致する。私だけは許さないようだ。私にそんなポテンシャルがあるように見られたんだね。
前記の谷口さんは何重にもスパイ工作員に取り囲まれていた。活躍したんだ。ボロボロになって死んだから、それを笑いものにして喜ぶ役場や議員たちがな、とても印象に残っている。由良町の人らは知らん顔しているけど、皆結構楽しんだんだよ。生贄の儀式よ。だから役場はその成果だと見えなくもない。水俣病とソックリだ。水俣病は終わっていない。風車病も現在進行形だ。無関心。と言っても目の前には21基の風車が林立して回っている。
低周波音の被害はいくら否定したって現実にある。被害の否定、被害者潰し、弾圧が面白い。人が鬼と化す。それがその人の正体なんやで。



