風力発電は、まるで異世界を演出する。

新聞やテレビ、インターネットでは、風力発電の被害を伝えることはない。日本の各地でやっているペテンのエセ反対を見ただろう。「私たちは土砂崩れが心配なんです」と叫んでいた。プロの環境運動家だった。同じようなメンバーを集めて、カルトのような勉強会、講演会を繰り返す。御用学者のアホ話に、拍手喝さいよ。奇妙な連中の集まりを見る。原発運動とか、「野鳥の会」みたいな環境保護団体とか、「考える会」、意識高い系の人たちらしい。

でも初めからそう言った人たちは目的があってやっている。風力発電とセットになった地域対策だ。原発の時と同じよ。ダム建設とかな。たまたま由良町周辺には、3か所も、原発計画があって賑やかにやっていた。私はその時、高専の土木科に通っていた。大手の建設会社に行って、すぐにエライさんになれるんやで、と言われたもんさ。20歳の若さだもん、何も分からんわ。

大阪の新日本製鉄に行くことになっていたけど、結果として和歌山市の浅川組に入った。コネ入社だから割と楽しかった。事情があって、今は農業をして暮らしている。もし風力発電の被害がなかったら、とうに老いぼれて、細々とした老後を過ごしていたことだろう。それは今の姿だけど、毎日のように低周波被害と弾圧の酷さを訴えている。海外の風力被害との落差、違いを見つける。

なんということだ、日本人だけ特殊なトリックに掛けられている。心理操作だ。s57年の香芝高架橋・低周波訴訟の汐見文隆、小林芳正の先達がいた。この二人にお会いして指導を仰いだ。私が使っている由良町の低周波測定資料は、この二人の好意による。とても有り難かった。しかし真実が社会に伝わらない。私は長岡技大の土木科で、『環境』講座で騒音測定の訓練を受けた。実際に北陸新幹線の騒音測定業務に参加した。

建設コンサルタント会社に勤務したから、まるっきりの素人じゃない。行政や政治の裏舞台を見ている。こんな私が町会議員だったからね、何かの間違いではないか、と思っただろう。人生に不思議や間違い、後悔は付き物だ。コンピュータのアルゴリズムじゃない。失敗を繰り返したかな。被害地の、畑地区の人とも気まずいシコリを残した。水俣病やイタイイタイ病の本に書いてある通りだ。日本人は何も変わらない。

地球温暖化、気候変動、だってか。たくさんなスローガンが叫ばれている。新聞2ページ、ぶち抜きでコマーシャルするからね、異常なプロパガンダになっている。すべて税金やで。予算は消化しなければならない。政治決断と、行政の追随、バカらしい浪費でも、それが予算なのだ。この十年に限っても、再エネ予算は100兆円を超えているんでしょ。ドブに捨てるカネ、と言われている。

再エネ賦課金とか、日本人は誰もが慣らされている。再エネで、何か好いことがあったのかい。ウソ八百の詐欺だろう。由良町では風力被害はタブーになっている。いや、弾圧に参加することで連携して仲間意識が高まる。【被害はないっ】と叫ぶ。「アホよらっ、アホよらっ」と手を叩いて踊ってみせる。町民は大喜びよ。魔法の世界やで。結局は、これまでの歴史をアホにして、冷酷な被害者の粛清、絆を破壊することで憎しみを滾らせていた。

私に対してだよ。それが心理コントロールだというのだ。総スカン、村八分だよ。面白い社会現象だと見ている。イジメ倒されて泣いて死んでいった被害者たちを見た。アレアレ、畑地区のみんなと頑張っていくんじゃなかったのかい。笑いものにして消えていく。社会の破壊。次の獲物を探してな。