電磁波じゃない。

風力発電の被害を「電磁波だ」という人がいる。由良町でも、h23年の地区説明会で、「電磁波は大丈夫なのか」と発言した人がいた。高圧電線が敷設されればその可能性はあるけど、山の上の21基の風力発電で、それがどの程度の影響があるのかと首をひねった。案の定、風力業者は、「まったく影響はありません」と断言した。近所のオッサンの話は何だったんだろう、と今でも引っかかっている。

というのも、それ以来、あちこちの(風力反対?)の人から「電磁波はどうなんですか」と聞かれていた。かなり有名な人が「風力の本当の被害は電磁波だ」と言ったとか。「土砂崩れが心配です」とはよく聞く話だけどな、同じような言葉のすり替えだ。心理トリックよ。水俣病が悪性のウィルス病だ、アメリカの爆弾のセイ、といったようなものだ。それでその人の正体が明からかになる。

心配そうに私に言ってくれるのはありがたいけれど、私が訴えているのは風力の低周波音だからね。だから有害な低周波音の音波を測った。けっして電磁波じゃない。風力の電磁波は、1.2㎞離れた我家にまで届かない。もう20年以上も前の事だが、四国の阿南市にある火力発電所から、海底ケーブルを施設して由良港に架地接続所を建設する工事に参加した。500KV橘関連送電線だ。国家プロジェクトだから嫌も応もない。

御坊発電所と紀淡海峡を挟んでモクモクと石油を焚いている。地元用じゃなく、100%大阪・京都の電気になる。これも今行ってみるとエライ音してる。低周波被害者になっているから、近づけない。少し前までは、送電線を見ると、バチバチッ、と火花が散っているのが見えた。電磁波は、それほど強力なのだ。私がやったのは発電土木で、もともとは電気科じゃないから詳しい物理現象のことは分からない。

力関係で言うと、GISのコンクリート基礎が1億円で、GIS遮断機の値段は100億とか200億円だ。詳しい回路は分からない。私は変電所にも発電所にも入れてはもらえなかった。危険地帯だからね。由良町では500KVの危険度は知らされてはいない。黙っていれば分からないということだ。イギリスなど、ヨーロッパ諸国では高圧線はエラク嫌われている。ガンになるという。しかしな、そんなこと言ったら高層ビルとか、新幹線は電磁波の渦やで。

リニア新幹線なんか、コイルの中にある。誰も電磁波被害など言わない。電気代が高いやろ。それはさておき、風力発電では、初めから「土砂崩れ」そして電磁波とか言っていた。ペテンの摺り込み、心理詐欺、ミステリーの種明かしだ。騙しのカラクリなんだよ。逆に、低周波被害・風車病の言葉はない。汚い策略よな。風力被害者は、初めから低周波被害だと分かっているから、電磁波は測定していない。

メガソーラーの被害者は、電磁波と低周波だと言っている。どちらも相性が良いらしい。メガソーラーの現場へ行ってみると、ブーンッ、と電子音が鳴り響いている。これに被害感が憑りつくと、もうそこでは生活できなくなる。裁判もなにも、風力裁判と同じことだ。ボロクソにやられる。警察と裁判所相手に人間破壊される。全国にはそんな被害者がたくさんいるんでしょ。政治も、行政も、悪いわな。

笑いものよ。被害者がだよ。公務員は皆喜んでいる。政治のアホぶりは、由良町を見ればよく分かる。同じ理屈で、風力発電の電磁波がレーダーの妨害になるとXの投稿にあった。違う。これも匿名を使った心理コントロールだ。電磁波のキャッチコピーを摺り込む。人の思考を操る。真実は超低周波音の音波が原因らしい。軍事機密だから分析過程は分からないけれど、地震にしろ、ロケットにしても、空気振動があるらしい。

電磁波とは世界が違うでしょ。日本人にはもう分からないか。最近、日本人の退化が目立つ。明治の気骨とか、昭和の激動とか、歴史物語の番組にされている。私も年取った。それでも電磁波じゃないことは分かるんだよ。バカにするんじゃない。