風力発電は憎しみを煽る。

こんなに人々から憎しみを受けるとはな。【被害はないっ】は定番の罵りだ。各地でやっている〈風力を考える会〉は、嘘八百で、これまでの流れを見ると、誰一人として被害者を助けることはなかった。あたかも心配する「考える会」はあった。しかし結果として、どこも、ここも、うやむやのままに被害者は消されている。全国的には哀れな話で、死んだり、転居したり、ヘンな人としてロボットのようになっている。

10年前はまだ、風力被害を訴える人がいた。私は何人かに連絡して話を聞いたものさ。各地の被害者たちも由良町に来て、親交があったと聞いている。どれもこれも、みな大変な目に遭っている。自称・被害者から「キサマを訴えてやる」と言われたのも2度や3度じゃない。理由は知らんが、すっかり頭をやられていた。私の悪口だけが伝わっている。「低周波被害者の会」の汐見先生や窪田泰さんもそうだったからね、同じやり方だと見ている。

被害者はこんなに弱いんやで。「服従の心理」、「看守と囚人」の心理学実験そのままだ。ユダヤ人の殺害でも、普通にドイツ人たちは憎しみの果てにホロコーストしたんでしょ。べつに何か犯罪を犯したわけじゃない。普通に市民生活していて、社会活動の中で敵意の的にされた。それもNHKドキュメンタリーにあるように、ワインを飲んで楽しみながら虐殺していた。多くのドイツ人はそれを見て知っている。

それなのに後日、彼らは「私たちは知らなかったんです」と扱いている。世界では有名なフレーズだ。私も何度かドイツ人に聞いてみたことがある。罪の意識なんかない。人間の倫理なんてそんなものだ。フランス人はよく怒っていたけどな。今、EUで仲良くやっているのが不思議だよ。添付写真で見るように、由良町の風力被害は典型的な有様をさらけ出す。最初はすごかったんやで。被害者の顔がな、鬼瓦のように強張っていた。

煩いのなんのって、唾飛ばしながら叫んでいたよな。そんな奴は、すぐに死んでしまう。谷口愛子さんはガンになったとかで、由良町を離れて東京にいた。帰ってこなければまだ生きていたかもしれない。虐待と、苛め抜かれたという。黙っていればいいものを、人の良心を信じたかったんやね。そんなものあるはずがないやろ。真実とか正義とか、何を言ってるんや。憎しみ、怨念、ターゲットにされたら最後までやられる。

畑地区で聞いてみな、全員が、「被害はありません」と言っている。私の住む門前地区なら大笑いされる。敵視、蔑視、エライことだよ。昔あった差別意識とはまた違う。現在進行形の精神支配だ。だからテレビや映画でやっているように『服従の心理』、『看守と囚人』なのだ。見事な演出じゃないか。アウシュビッツの殺戮は、何もドイツだけの事じゃない。世界中で何度となく繰り返す。キッカケがあれば、何でもいいのや。

パレスチナやウクライナで毎日やっているやないか。きっと日本にも伝染する空気がある。吐け口なんだよ。由良町で、いったい何度叫ばれたことか。人々は感情を爆発させて発散させている。そしてゲラゲラと笑うのだ。アホよら、アホよら、とな。似たような現象は東北地方の風力祭りだ。上には上がある。風車数も人口も、由良町よりはるかに大きい。「誰も関心なんかないですよ」と聞いている。

由良町の風力の周りには100人ほどの被害者がいる。東北地方じゃ1000人とか、10000人とか、被害感にうんざりしているんじゃないのかい。重症の被害者もいるだろう。それが一切聞こえてこない。見事な精神破壊を見る。アウシュビッツの強制収容所でも反対はなかったからね。人は家畜になって殺されていく。誰も「止めろ」と言って止める者はいなかった。風力発電の被害も、全く同じ心理状態にある。

面白いのだ。人の不幸がな。私は本当に驚くのは、日本だけなぜ。風力反対がないのか、と言う事実だ。由良町なら誰でも被害者の事を知っている。アホよら。それしかないのだ。きっと社会が持たない。別な意味で、暗い不満の吐け口が求められる。私への悪口で済む話じゃない。風力発電にはどんな意味があるのか、やがて新しい解釈や見方が出てくる。

狂った人にはもう元に戻ることはないけど、殺人やリンチの結果は必ずあると信じている。目の前には21本の風車が勢いよく回っている。低周波地獄が面白いか。憎しみが分かったか。

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