風力の狂人伝説

「キチガイのように言う」と多くの人から指摘されている。一回言うたらもうええんと違うんかい、という。さも心配顔でわざわざ声をかけてくれる。今はもうそんな人もいないか。誰も相手になるものはない。由良町は小さな谷あいの町で、5000人の人が暮らしている。北側の山々には21基の風車が林立して回っている。低周波被害のものすごいことよ。被害確率は100人に一人、と言われているけれど、畑地区ではそれが5人にも6人にもなる。

300人の住民のうち、50人に被害感覚があるとされている。既に10人以上が苦しみながら死んだ。私の住む門前地区にも被害者はいて、それぞれにヘンな人になって死んでいる。JR由良駅周辺にも被害者がいて困ったと言っていたけど、今は手のひら返しで知らん顔して「関係ない」と言っている。もっと悪い被害者がいることを見ながら、人の不幸が面白い。もし役場に逆らって、【低周波】と言ったらエライことになるからね。

「ワシらは何でもいいのや」自己家畜化してせせら笑う。うらぶれた、人気のない駅前に、21本の風車がよく見える。風車までの距離は2㎞だ。3㎞離れても低周波音の音圧は変わらないけど、阿戸地区からは風車は見えない。風車が見える、見えないが、心理的な効果があるようだ。風力が回っているのを目にするだけで目が回る。被害者なら大体、同じ事を言う。死んだ人の最後の言葉は悲惨を極めた。アホよら。

何でもする助けてくれ。みんなと一緒に頑張っていくんや。ワーッ、と泣き出していた。とうに耐え切れなくなっていたんやで。それを皆さんが笑いものにして喜んでいるんだから大したものなんだよ。とくに役場がな、狂気の修羅場になっていた。たくさんの被害者が助けを求めたのにさ、お門違いやった。そんなこと言うのはアンタだけやで。特殊地域だから、狂人伝説をそのまま言葉にして撃退される。

勝ち誇って笑われる。恐ろしかったんやろ。事実だから。これまではタブーにされて差別言葉は表に出なかった。地域の分断、でもあるまいに、〇〇や、と笑いあう。門前地区でも里地区でも被害があるやないか。いつ、ご自分が被害に苦しむことになるか分からんのに。畑地区では家族内でもアホにして憎しんでいた。ほっとけよ。古い寺があって、信心の厚い人だと思っていたのに、坊主でさえ「被害はない」と言っている。

全国的にもお寺の坊主は悪いね。隣町でも風力被害を笑っている。私が風力発電の低周波被害の資料を持って説明に行っても笑いもんよ。こんなモノが町の有力者として、教育委員長とか何とか偉ぶっている。地獄に落ちろ。各地でやっている風力でも、坊主が「土砂崩れだ」と言っているでしょ。そうじゃない奴もいたけど、ほとんど駄目だった。宗教者の失格やで。由良町では見ての通り全然よ。人間失格や。

正否、善悪が分からんか。倫理、道徳を知らないんか。もはや坊主の必要性もないわ。お宅の風力にも坊さんがいるだろう。タダのアホやで。お寺という宗教施設がそうなのだ。ターゲットにされたのかもしれないね。廃寺、坊主になり手がない。修行なんて、オウムじゃあるまいに。開山興国寺は平安時代からある寺で、寺男の子孫が今も周囲にある。ボロボロよ。そんなに私が憎いか、となっている。

私の先祖がたくさんの協力をしてきたと聞いているのに、それが裏目に出た格好だ。もはや文化も会式もない。お茶会がとても雅だった。茶飯が美味かった。昔を懐かしむ人はおらんのかい。こんなに社会を破壊されて、誰も立ち向かう人がいない。畑地区も凄いけど、門前地区で見る人間破壊もタダ事じゃない。風力発電は精神を破壊する。住民には分からないのだ。汐見先生の冊子や、私の書いた本を拒否して怒るからね。

例えば水俣の人と話したことがあるかい。それと同じことなんよ。何が悪いことなんか分からなくされている。風土病、24時間絶えず風力の低周波音に覆われる。頭をやられるわ。被害者だけでなく、そう私なんか典型やろ。アホよら、アホよら、と手を叩いて踊ってみせる。狂人たちの宴に笑うか。

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