なぜ日本だけが、被害者を笑いものにして弾圧するのか。

被害者に対する差別心は、水俣や福島にもあって、日本人特有の心理だと見ている。原爆のケロイドを顔に付けた人を嫌ったでしょ。被害者は皆穢れだと感じるんだろうかね。60年前、高野山へ行くと、手や足のない傷痍軍人が集まって乞食をしていた。募金箱に5円とか小銭を入れる。どちらも惨めなものさ。戦争の記憶がなくなり、今度は風力の低周波被害だ。テレビや新聞の派手な広告に、よっぽど儲け話があるんだろうと期待する。

私はたまたま建設コンサルタントで、35年前の風力発電の失敗を見て知っていた。竹下登内閣での「ふるさと創生資金」1億円を使った事業だった。ランドマーク、シンボリックな町のアピールにと、各地で風車を作っていたやないか。すぐに壊れて撤去してしまう。発電なんか、トテモトテモ。失敗を演じた自治体は幻想を思い知ったことだろう。まだその役人たちは生きているから、何が間違っているのか知っている。

守秘義務かい。1億円あれば、もっと他に有益な活動になっていたことだろう。1億円の金塊にした自治体は大儲けした。その差は大きい。町民は夢を共有したことだろう。由良町は何に使ったんだろうかね。誰も知らない。知らしむべからず、寄らしむべし、と言う。支配の恐ろしさは格別だ。キックバック、小遣い銭にして喜んだのか。当時、原発工事でも見返りのボーナスが多かった。バブル前夜だから当然か。

誰もが大金持ってはしゃいでいた。転落した人は多いけどな。無理して働いて、病気になって死ぬ。過労死が流行っていたよな。今はみんなが低所得で、上の人の悪口ばかりになっている。と言っても、誰が上なのか下なのか分からない。公務員が良いらしいとは聞くけど、私には縁がなかった。役人根性と言う、それが嫌だと役人が言っていた。宮仕えも楽ではないらしい。由良町では、風車の真下の人が「被害はない」と言っている。

そこで何が行われているのか、狭い、閉じられた集落だから誰でも知っている。近隣の風力地でも同じことだ。私の住んでいる門前地区でもな。私が風力の「フ」の字も言おうものなら、「関係ないっ」と怒りを表して叫ばれる。彼は勝ち誇っているのだ。そうかい、そんなに嬉しいのかい、と感心する。カルト、例えばドキュメンタリーでよくやっているように、ドイツのナチス運動で見られた現象だ。

映画『サウンドオブミュージック』にもそんな場面がある。彼らには何を言っても通じない、と言って逃げ去るのだった。それが今の由良町の姿だ。全国の風力地域でもそうなっているでしょ。被害はない。電気はどうするんだ。地球温暖化をどうする。決められた言葉が次々とあふれ出す。「ハイルヒットラー」だよ。日本では生贄祭りかな。人の不幸が面白い。我家は旧家だったので、そんな人たちを見下ろしていた。

親父や祖父に聞いていた通りだ。親の言うことに徒(アダ)はない。さすがに思い知ったよ。私は由良町で一人だけ風力被害を訴えている。日本でも、たぶん一人だけだろう。インターネット検索したら、世界中で風力反対やっているのにね。自動翻訳がよく出来ている。しかし、それより前に検索して調べてみるという意思がない。役場や公民館に置いてあるPCは使ってはならないとされている。

高専や大学、県の環境課にある低周波測定器は使ってはならない。担当官はせせら笑う。使えないんだよ、とな。私の卒業した長岡技大でもそう言って喜んでいた。アホ丸出しよ。やっと私の勉強が苦手なコンプレックスが吹っ飛んだ。人倫、道徳のなさに、何が悪いのかを見透かしていた。私も短所のある人間だからさ、彼らの愚劣が分かったさ。風力事業に繋がれた奴隷根性を見る。

生活のため、風力の不条理がどうしても分からない。いや、低周波音を測ってはならないと云うんだから、少しは自覚があるんだろうけど。悪意とか罪の意識はない。ここでも勝ち誇った公務員の汚さを見た。なんやコイツラわ。新潟だけではなく、日本海側はすべてそんな連中で占められている。和歌山も全く同じなんだ。土砂崩れが心配です、と繰り返す。御用学者のアホ話に舞い上がる。

環境運動家のお花畑を聞いただろう。以前、山田征さんと言う人が講演したら、主催者が発言して「さぁ、地産地消で頑張っていきましょう」と再エネバンザイを歌っていた。なんのこっちゃ。参加者は、もちろん意味も何も分からない。混乱もなく、もともとが空っぽな連中よ。じゃぁ、なんで集まったのか、環境運動会よ。カルチャーのつもりらしい。プロの環境ゴロが率いていた。

それだけのことだ。被害者は関係ない。それは大学でも自治体、行政でも同じことだ。ブルーオーシャンだね。被害地と言わず、日本人よ、真実を伝えよう。大変な被害になっているで。すべて税金だ。自滅作戦よ。風力発電被害を分析しろ。危険な低周波音、人間破壊、社会の破壊、日本国のダメージ、エライことになっているで。