風力発電は限界状態だ。

私は土木構造物の設計をやっていた。二つの考えがある。許容応力法と、限界状態設計法だ。コンクリートでも鉄筋でも、強度はJIS規格で決められている。安全な範囲で形状や材質を書き記していく。それでも経年劣化とか、疲労破壊があるから計算に乗らない配慮が必要だ。とくに振動がな、破断に繋がるわな。橋梁から発生する低周波音は、汐見・小林先生らの指摘により設計指針まで変えてしまった。

ローマ遺跡のようなコンクリート橋が多くなったでしょ。低周波問題は、インフラにも多大な貢献をしてきたことが分かる。技術屋ならさ、こんな理屈は当たり前に分かるんだけどな。土木科で同級生だった、私よりも優秀な諸君は皆、低周波被害を否定している。本当は分かっていると思うんだけど、言葉の上では卑屈・卑怯なしらばっくれになっている。風力の被害など聞いたこともない、とな。

メーカー勤務も、教職も、役人も、同じ態度をとっているんだよ。新潟の長岡技大で、あれだけ優秀な学生だったのにね、技術者倫理と言っていたのに、みなさん我利我利亡者になり果てる。補助金を貰って、技大で風力の研究開発をしているとか。道理で私を嫌悪するはずよ。仕事の設計計算で分からないことがあれば技大の先生方に教えてもらっていた。とても重宝したもんよ。

それが事、風力の被害になると途端に拒絶される。なんやこのイケズわ、と腹が立つ。東大生研の下請けかい。失敗作のムジナの世界やないか。権威主義のアホらしさが分からんか。せっかく勉強のできる上澄みなのに、カルトの信者になっている精神被害を自覚しろよ。と私一人が反感を持っているのだ。誰も何も言わない。風力の実証実験を見に来ないか、と連絡がある。誰が行くかい。

アホにするな。北陸界隈は、東北地方もそうだけれど、風力発電に染まっている。山陰地方もそうだった。北風が強いから屋敷林が名物になっている。そこに生えた欅の木を大黒柱にしたとかね。和歌山にはない北国の風物に感心したもんよ。それでも各地では風力被害に泣いているんでしょ。風力発電には必ず低周波被害が付いてくる。それと弾圧が襲い掛かる。被害者はご愁傷様。

全国でやっている虐待を見ているからさ、すぐに分かるんだよ。地域対策の「考える会」が支配する。社会主義運動だ。温情主義なんてない。粛清、生贄祭りよ。あたかも心配するような優しい言葉は嘘八百の隠れ蓑だ。由良町でこれでもかと体験したからね。仕組まれた罠を見たのは私だけじゃないでしょう。なぜ誰も怒って抗議しないのか、それが不思議で今日も書き続ける。

もしかしたら、日本のどこかで風力被害に反抗する人がいるかもしれない。ウソつきゴンボではなく、海外で普通にやっているように、「Stop wind turbines !」(風力発電を止めろ)と真実を語る人が出るかもしれない。水俣病では、水俣川に、ドンドンと水銀排水を流し続けたからね。悪いことを知りながら止めることが出来なかった。

風力被害でも、これだけ被害者が苦しみ、狂い死んでいっても笑いものにするしかなかったのだ。社会の生贄祭り、犠牲者が誇りとなっていた。とくに被害地域ではな。まもなく日本では風力反対が手のひら返しになって表れる。低周波被害、精神破壊が分からないわけじゃない。過激な海外の風力反対デモを見たら、その理由は嫌でも伝わってくる。「由良さん、ここは日本ですよ」と笑うか。

水俣でも福島でも、見事な被害の隠蔽を見る。同じやり方になるのかい。そこまで持たない。キミ、風力発電を破壊・爆破してきなさい。と汐見文隆は私に命じた。涙が出て言葉にならなかったよ。