由良町で風力発電の被害が始まったのは、h20年11月のコトだった。4軒の被害者宅に二重サッシを付けて口止めをしている。h23年10月の2000kw、5基では、由良谷に低周波音の波動が行き渡った。ものすごい音圧でな、屋根瓦の上からドスン、ドスンッ、と叩き付けるような爆音が響いたという。夜、寝ていられないと、表に停めた軽トラで朝まで過ごしたという被害者は多い。すぐに死んでしまったけどな。
助けを求めて役場や警察に泣きついたと聞いている。それでも役場では風力の苦情は一件もありませんと言い続けている。しらばっくれるにもほどがある。人が苦しみながら死んでいる。もちろん同じ町内だからみんなその事実を知っている。h24年ごろからコロッと状況が変わっていた。「アホよら」というのだった。同じ畑地区であっても、笑いものにして喜んでいるんだから、大変な事態やな、と恐れおののいたよ。
有田川町の畑地区にも風力被害があって、由良町から事情を聞きに行ったと聞いている。「畑」という地名は何かの符号かもしれないね。他の風力被害地にも「畑」地名があるだろう。昔から笑い話のような格別な集落よ。話には聞いていたけど、親父の言うように「ほっとけ、相手になったらアカン」とアドバイスの通りだった。今はもう「被害はないっ」と感情を剥き出しよ。
私は由良町のどこでも嫌われ者だけど、畑地区が一番の敵視に遭う。その度合いで、被害者の判断が出来る。ナニ、私が特別なわけじゃない。ターゲットにされた人は大体が人物破壊されて消されていく。粉々になる。低周波被害と弾圧で、人間はこんなにも脆い儚いものかと見せられる。マニュアル通りなのだ。その人間破壊が面白いと人々は笑いあう。だって私より先に、門前地区では風力被害を囁き合っていた。
私は鈍感なタイプだけど、当然、私より敏感な人は幾らもいるし、世間通な人は情報をキャッチしていた。何も知らないのは人付き合いのない私ぐらいのものよ。隣近所には10軒ほどの小百姓がある。いや、由良町は細長い谷あいの町だから、民家は連続している。世間話、挨拶くらいはするわな。あまり気にはしていないけど。風力説明会は知らせも通知もなかった。たまたま私はうわさを聞きつけて参加できた。
参加した人は選ばれて集められた人材よ。この辺が地域支配のトリックになっていた。そんなモノに舞い上がる人が悪いのだが、結果としてそれらの人たちが私を敵視して拒否する現実だ。「被害などない」、「ワシらは何も感じない」、これまで風力発電の音が気にかかる、ワンワンと鳴っている、と言っていた人でも知らん顔になっていた。風力の真下の人たちはもっとすごくて叫ばれる。
精神疾患やな。可哀そうにとも思わんけどな。自業自得、本人が良ければそれでいいじゃないか。北面の三尾川地区にも風力被害者がいて苦しいと聞いている。3人ほどの被害者と話したけど、もっとたくさん被害者がいるだろう。風のある日は、ゴーッ、ゴオーッ、と唸り音がする。電話で話もできない。これって、昔、米軍厚木基地で働いていた時、爆撃機の音を聞きながら事務所で過ごした経験と同じモノだ。
周辺の民家では寝ていたら鼻血が出ていたという。蜜柑畑へ行ったら鼻血が出て来たという百姓がいるでしょう。怖くなって、行けない畑や田んぼがあるんでしょ。面白いやないか。みんな大喜びよ。被害なんか何もないで、と人々は言っている。h23年の頃に話していた言葉とはエライ違いよ。真逆やないか。社会心理学として分析したら、格好のモデルやで。人々の思考をコントロールする。社会を支配する。
逆らうものは警察権力で排除する。まるで幕末の安政の大獄だ。秘密警察がある。思想管理だ。人の悪口は楽しいからね。h24年4月、谷口愛子さん宅には11人の古い友人や知人がやってきて、「由良さんが、谷口愛子は気が狂っている、と言いふらしている」と伝えてきたという。いったい何が起こったんよ、と電話してきたものさ。しばらくして谷口さんの悪口が伝えられる。
関係者のほくそ笑み、というか企みに参加した誉に喜びようよ。生贄の儀式やね。風力発電にはこんな生贄、お祭りが多々あった。被害者は泣き叫んでいたよ。それを、ウソつくな、と糾弾する。みんな知っているんだよ。素晴らしい社会模様じゃないか。誰一人として、被害者がいて苦しんでいる、だから助けようじゃないか、なんていう人はいなかった。アホよら、と笑うばかりよ。
人間はおらんのかい、と思ったよ。見事な地域対策を見ないか。全国各地でやっている風力祭りはよ、こんな悲惨な心理コントロールにあるんやで。日本人に反抗する奴はおらんのか。海外じゃ、どの国でも風力反対やってるで。日本だけ、なんで土砂崩れなんや。この転落した人たちを見ながら、13年余りが過ぎていく。もはや固定化された価値観に、思考、アルゴリズムが繰り返される。あの人はウソをついている、とな。キミも、すっかり奴隷化されているんやで。




