風力発電の被害では、「低周波被害者の会」の汐見文隆、窪田泰が頑張っていた。小林芳正教授はs57年の香芝高架橋・低周波訴訟で有名になった。由良町で測定した低周波音の記録で、小林先生の資料が一番信用できる。汐見先生が測定した1/3オクターブ分析と合わせて、何が悪いのか、と理解する必要がある。環境省は、役場や業者は、低周波そのものを否定する。
被害者に対する弾圧を見ると、世界的な常識と比較して異常な支配になっている。これが人々にも伝染して、水俣病とそっくりな殺人事件にまで発展した。水銀だけではない、被害があるのに止めなかった。被害者差別。行政や政治の弾圧を繰り返した。原田正純は「水俣病は終わっていない」と言っている。その通りだ。それほど酷い社会操作が行われてきたのだ。
ジョニーデップの映画『MINAMATA』は日本人には受け入れられない。同じような映画で、『民衆の敵』というイプセンの戯曲、映画化がある。どれも上手くいかなかったらしい。社会正義の難しさよ。公害で、被害が明らかになっても、いざ、となったら民衆は知らん顔する。水俣湾では後日、大量の水銀が浚渫された。それでも原因の究明が必要だ、なんて書いてある。被害者だけがワリヲ見る。
今、「水俣学において~」と叫ぶ御用学者のアホらしいことよ。被害の隠蔽は、すっかり風土病になっている。由良町でもな、h20年に風力発電が出来て以来、17年間、麓の人たちは奇妙な管理下にある。h23年に出来た2000kw、5基が、とくに悪かった。長さ4㎞ほどの小さな谷あいの町に、有害な低周波音が充満する。重症の被害者はすぐに死んだ。それほどダメージが酷かった。
私が様子を見に行くと、泣き叫んで掴みかかってきた人がいた。たぶん、私に対してだけ、そうした抗議をしたんではない。役場、警察、風力会社、県、環境省と、死ぬまで抗議したと思う。どこでもそんな苦情は一件もない、と否定している。ウソつけ。私も風力裁判でやられたからね、「アンタだけでしょ」と笑いものさ。懲罰議会と合わせて、これが政治や行政の対応だ。味方になる人は誰もいない。
いや、前記の汐見・窪田さんらが話を聞いてくれた。私は彼らを神かと思った。今朝の産経新聞には、自民党の総裁選で「再エネ」が出たとある。散々、再エネ議連でカネをもらってそれはないわ。被害者の「ひ」の字もない。町の議会も同じなんやで。アホよら、というばかりよ。アメリカのトランプ大統領と何たる違いよ。何が違うのか。何が悪いのか、日本人も噛みしめてみないか。
小さな由良町のような集落で、目の前で風車が林立して回っている。苦しみながら死ぬ人がいる。笑いものかい。関係ない。こんな倫理の崩壊に、誰も何も思わないとわな。私にとってこれが驚きなんだよ。由良町の人に聞いてみな。厳しい洗脳があったにせよ、世界的にも常識とされる低周波被害、健康被害に、手を叩いて笑って喜ぶかい。こんな現象が全国各地で行われている。日本人の凋落(ちょうらく)だ。
キミに意味が分かるかな。風力の被害でも意味が掴めない。まして低周波音などと言ってもな。自然エネルギーでしょう。昨日のページでは、北九州の風力発電の事を紹介した。御用学者を賛美して持ち上げる。あたかも心配する内容を見せながら、これまで各地でこの人らを持ち上げて風車の建設が進められてきた。実際はyoutube動画になって公開されているから、そのアホぶりがよく分かる。
今はもう消されているみたいだけど、関係者には資料が配られている。「普通の人にはなんにもないですよ」とさ。同じような人を各地で見る。「へっ、ワシらには専門家が付いている。大学で土質試験の結果を貰っているんや」と叫ぶか。風力被害と土質試験は何の関係もない。私も土木科を卒業して、建設会社、建設コンサルタント会社で仕事をした。一応、専門家だと思っている。土質試験かぁ。スゴイこと言うで。
同じ意味合いの事を、前ページの本では見つけていた。その人には何のことか分からないのだ。被害者にならないと分かりにくいか。



