風力発電の被害、主に低周波被害なんだが、その経緯を見ると、初めから健康被害のあることを分かってやっている。少なくとも、h18年の東伊豆町での風力事件、アメリカのニーナピアポント『Wind Turbine Syndrome』を見れば、低周波被害を否定する日本政府の見解は異常でしかない。現地で、被害者がどんな苦痛に苦しめられているのか、そんな出来事に行政や政治が拒否でしかないのかい、と驚かないか。
和歌山市の汐見文隆医師は、低周波被害の発信者として有名だ。盟友に小林芳正教授がいる。共にs57年の西名阪自動車道、香芝高架橋の低周波訴訟を展開した。中空ホローの鋼桁橋が振動して低周波音を発していた。周波数は16㎐で卓越していた。測ってみたら分かる。同時期には、振動による部材の破損が明らかになっていた。橋梁の設計指針が毎年のように変更されていた。コンクリート橋が多くなった。
土木屋なら、誰でも知っている歴史だ。あの頃の道路の鉄橋は振動が激しくて怖かったよな。建設省はアホやったんやで。じつに、その時から環境省の被害否定が始まっていた。小林先生と、御用学者の確執を見る。「聞こえない音は人体に影響しない、なんてことがあるか」と汐見先生みたいに怒っていた。対立の構図は奥が深くてな、ナニ、答えは初めからあるから、相手は惨めなもんよ。
それをh24年には、「風車から低周波は出ていない」と委託業務で繰り返すんだから大したもんだよ。恥ずかしいという感覚がないんだね。これは水俣病でも、ウイルス説だとか、アメリカの爆弾の影響だとか、いろんな言い回しをした学者と同じ系列だ。初めから水銀排水が悪いことだと分かっていた。だから水俣川に排水を切り回したんでしょ。理由があるわな。
そこには工場長が市長を兼ねるなど、議員はすべてチッソ関係者だとか、信じられない事態になっていた。日吉フミコは奇跡なのだ。私は水俣や福島を例に使っているけど、本当に政治や行政は、何をやっているのや、と思っている。警察を使った弾圧とかな。国家犯罪やで。海外では盛んに風力反対デモをやっている。低周波被害、健康被害が明らかにされている。
そんな世界の常識を見ながら、環境省の報告書には「海外に風力被害の知見はない」と書き続けている。たまらんな。何度か電話して聞いてみたけど、専用の窓口になっていてボロクソやで。「被害を訴える者は精神疾患のもの」とまで書くんだからね、弾圧、虐待の嵐よ。ええ、各地でやっている風力被害は、被害者の生贄に沸いている。役場が、議員が、誰か被害者を助けようとか言ったか。
被害者を笑いものに貶めてコテンパンに消していた。どこまで汚いんや、と泣いて悔しんだ被害者がいた。その逆に、「私たちは風力発電には反対ではありません」という自称・被害者が活躍する。ピエロよ。心理トリック、催眠術やで。低周波音の被害を受けると、精神にダメージを受けることが分かっている。やりたい放題よ、狂気が風力の症状だ。2013年のDアイカー『死に山』には、低周波被害の恐ろしさが書き記されている。
レーダーの妨害になると言われているけど、それは風車本体ではなく、そこから発せられる超低周波音が、受信の妨げになると明かしている。日本では決して知らされない真実だ。日本海側にはたくさんのレーダー基地がある。風力の低周波音は100㎞伝播する。破壊工作があるんだろうか。東北地方でもどこでも、土砂崩れが心配です、と言っている。ペテンのエセ連中よ。それは違うでしょ、と誰も言えないようだ。
私一人よ。由良町の風力被害を見ながら、こんなにして被害者は家畜になり果てる有様を見てきた。みんな私を憎んでいる。よくも言ったな、という恨みだ。人種が違うんだよ。奴隷にも生贄にもならない。これは先祖の教えに感謝している。「由良を出るもの、あるいは由良に帰る」出たり帰ったり、結構活動的だったようだ。繁盛した時代もある。他の町民にしたって、それぞれに歴史観はあるだろうにな、と思っている。
「看守と囚人」ゲームに、嵌まり込む。仕組まれた罠に気が付かないか。人の不幸を笑いものにして喜ぶだけか。社会の崩壊やで。水俣や福島、そして風力被害地に、共通の暗闇を見ないか。デストピア。呪われた町なんやで。笑っている場合かい。




